鎮静ガイドライン2018(抜粋)

2020年02月01日

全身麻酔が可能な薬物(プロポフォールなど)に対する注意喚起

患者の評価

循環系、肺、腎、神経系等の既往やOSASの有無を確認する。

依然受けた鎮静・鎮痛・全身麻酔で何かトラブルはなかったか。

気道の評価をする。挿管困難の既往はないか。

準備(デバイス)

適切なサイズの換気デバイスを準備しておく。

酸素投与、吸引ができるようにしておく。

Positive pressure ventilation device(人工呼吸器のこと?)を準備しておく。

AEDをすぐに使えるようにしておく。

準備(人員)

鎮静に専従できる人員を配置する。

静脈路確保や胸骨圧迫、電気的除細動を適切に施行できる人員を配置する。

無呼吸、喉頭痙攣、気道閉塞といった呼吸トラブルに対応できる人員を配置する。

管理

鎮静中はカプノグラムで継続的に呼吸状態をモニターする。

全身麻酔が可能な鎮静薬/鎮痛薬(プロポフォールやフェンタニルなど)で鎮静を施行するときは、全身麻酔を安全に施行できる環境下(デバイス、人員、モニター)で鎮静を行うこと