腎機能低下症例での麻酔関連薬の使い方

2020年03月07日

Rocuroniumは要注意

オピオイド

Fentanylは主に肝臓で代謝されて非活性のNorfentanylとなるため、通常通り使用できる。

Remifentanilは血中の非特異的エステラーゼで代謝されるため、通常通り使用できる。

鎮静薬

Propofolは主に肝臓で代謝されるため、通常通り使用できる。

吸入麻酔薬は通常通り使用できる。Sevofluraneは腎毒性があるとされていたが、臨床用量では問題とならない。

筋弛緩薬

Succinylcholineは通常通り使用できる。

Rocuroniumは腎排泄のため作用持続時間が長くなる。