手術麻酔におけるAIの位置づけ
2020年02月24日
手術麻酔におけるAIの位置づけについて述べた論文
数年前、AI関連の分野から学士編入してきた学生が麻酔科の臨床実習に回ってきた時、「手術麻酔を完全にAI任せにすることはまず無理ですね」と言っていたのを思い出し、この論文に興味を持った
はたして、この論文の結論はどうか。論文の内容としては、
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麻酔科医は様々な臨床データを収集・分析・解釈することで手術麻酔を行う。AIの強みは複雑で多大なデータを収集し分析することだが、データ(特に主観的なデータ)の解釈は苦手である
すなわち、現状の手術麻酔でのAIの役割は、臨床データを収集・分析し、利用しやすい統計学的情報を麻酔科医に提供することにある
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ということであった
個人的には、AIに患者のデータをすべて登録するくらいなら自分で麻酔をかけたほうがずいぶんてっとり早いと思う。でもこの論文の言うように、AIを利用して麻酔をするようになるのは時間の問題だ、とも思う